調査・研究・技術開発

ここまでできる『木造建築のすすめ』改訂版(令和7年3月)

令和6年度 国交省補助 住宅・建築物環境対策事業(環境・ストック活用推進事業(うち、普及・広報に関する事業))成果物 ここまでできる『木造建築のすすめ』改訂版です。
令和4年の建築基準法改正に併せて、令和6年7月改正までの法令に則った情報を掲載しています。
なお、本冊子は令和7年度に更新版を、木活協にて販売予定です。

▼木造建築のすすめPDF

ここまでできる 『木造建築のすすめ』(令和3年3月:5版) を令和6年7月改正までの法令に則った法律、告示等に基づいて改訂を行いました。

本冊子は、平成21年の初版が発行され、それ以降も法改正に併せて改訂を重ねて参りました。令和4年の建築基準法改定では、特に高さ16m超え、4階建て以上や延べ面積3,000㎡を超える建築物について、耐火建築物・耐火構造以外の方法が選択できるようになりました。選択できる設計方法には、仕様規定によるものと性能規定によるものがあります。仕様規定ではいくつかの措置、性能規定では「火災時倒壊防止建築物」「避難時倒壊防止建築物」が改定されるとともに、新たに「周辺危害防止建築物」が加わりました。この改定により、中大規模木造による準耐火建築物に関する設計手法が大きく変化しております。また、「耐火構造による耐火建築物内の特定区画」において、ある特定区画内の火災時の損傷が建築物全体への倒壊・延焼に影響がない範囲であれば、その区画をあらわしの木造で設計可能となりました。

本冊子では、建築基準法、告示、設置基準などの法令に基づき、建物の用途ごとに、適用される要件等について分かりやすく示しています。
用途別以外にも、「木造と防火」「構造設計・構造計算」についても最新の情報に基づき、図表や写真を用いて解説しています。